結果と面会
昨夜8時に電話がありました。
8割~9割は取れた。
簡易的に調べてみたが、悪性の可能性が高い。
正常な脳と腫瘍部分の境目がハッキリせず、細胞レベルで広がっている可能性が高い。
手術自体は成功。
明日面会に来ても良い。
という内容でした。
・・・・・・良性ではなかった。
けど、脳腫瘍と聞いた時、私の頭の中には「良性」の言葉はなかった。
後から、あぁそうか!良性って事もあるよね!と気付いたんだった。
そう思えば、最初に戻っただけ。
いちいち落ち込んだって仕方ない。
大丈夫。おーちゃん頑張ってるもん!
今朝、10時半に面会に行って来ました。
ゲージではなく、診察室を1つ潰してその中に居ました。
「おーちゃん!」と声を掛けると、走って寄ってきました。
が、通り過ぎました。
まだおしっこしていないからと、すぐ近くの駐車場をウロウロしたのですが、普段引っ張らない子がグイグイと引っ張り、目的があって引っ張っている感じでもなく。
名前には反応するけど、いまいちお父さんとお母さんの事も、物事もわかっていない感じです。
でもこれは脳をいじった事による腫れが原因だから、ふしゅが治まればまた違ってくると思うです。
ポロッと取れる腫瘍ではなく、ゼリー状の物だった。
なので、全部は取りきれなかった。
正常の脳にも細胞レベルでじわっと染みているようなので、敢えて危険を冒して無理して取るメリットがないだろうと。
病理検査の結果が出てないからハッキリわかったことではないが、珍しい種類の癌かもしれない。
もしそうなら、世界的に見ても症例が少なく、どの抗ガン剤が効くのかもわかっていない。
術前と術後のMRIで時間がかかっているが、手術自体は3時間。
年の割には麻酔からの覚醒も良いし、術後の経過も良さそう。
手術による発作も大丈夫と思われる。
これからのことは、病理検査が出てから。
土曜日までには退院出来るだろう。
なんで、よりによってそんな珍しい癌に・・・・。
なんとかかんとかって種類だったけど、聞き返さなかったですよ。
聞いたって仕方ない。
まだ検査結果が出たワケじゃなし。
昨日連れて行った時はいつもよりどんよりした目だったけど、目はパッチリしてるし、グッタリしてるかと思ってたのにグイグイ引っ張るし、悲壮感がありません。
エリザベスカラーの中の顔を覗いたら、耳の毛以外すっかり剃られて、“落ち武者”みたいで、思わず笑っちゃいました。
気持ちにそんな余裕が出来るほど元気でした。
我が家でのおーちゃんの扱いは“フィーリングカップル5対5の5番目キャラ”で、いわゆるオチのお笑い担当。
そんなおーちゃんのキャラに、お父さんもお母さんも、救われているんだろうね。
お母さんが、こんなに前向きに強くいられるのは、おーちゃんのおかげ。
おーちゃん、ありがとうね。
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